葉緑体の図ジェネレーター
必要な図を説明するだけで、ラベル付きの葉緑体の図が得られます。包膜の2枚の膜、ストロマ、グラナに積み重なったチラコイド、葉緑体自身のDNAとリボソームを、それぞれの位置に描きます。下のラベル付き版と空欄版は無料でそのまま閲覧できます。
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葉緑体の図とは?
葉緑体の図は、光合成を行う細胞小器官を断面で示した図です。2枚の膜からなる包膜が液状のストロマを包み、その中にチラコイドがグラナとして積み重なっています。チラコイド膜で光を吸収し、ストロマのカルビン回路で糖をつくります。
要点
- 葉緑体には3つの膜系があります。外膜と内膜が包膜をつくり、その内側でグラナに積み重なったチラコイド膜が3つ目の膜系となって、チラコイドの内腔を囲みます。
- 光合成の2つの段階は別の場所で進みます。チラコイド膜で起こる反応がATPとNADPHをつくり、ストロマのカルビン回路がそれを使って二酸化炭素から糖をつくります。
- クロロフィルはチラコイド膜にあります。それぞれの光化学系には、クロロフィルaとbが300〜400分子とカロテノイドからなる集光複合体があり、吸収した光のエネルギーを反応中心へ渡します。
- 葉緑体は自前のゲノムをもっています。ミトコンドリアと同じく、1本の環状染色体からなる独自のDNAと独自のリボソームをもちます。かつて独立して生きていたシアノバクテリアに由来する名残です。
- 二酸化炭素は葉の外からやって来ます。気孔から入り、葉肉細胞へ拡散し、さらにストロマへ届いて固定されます。
葉緑体の図の作り方
図を説明する
用途とどこまで詳しく描くかを伝えます。全ラベル付きの断面図、ラベルを5つにしぼったかんたんな図、チラコイドの反応とカルビン回路を描き込んだ図など。一文で十分です。
スタイルを選ぶ
デフォルトはフラットで清潔な教科書スタイル。白背景に、まっすぐな引き出し線付きのラベル。水彩、線画、3D などの仕上げも選べます。
調整して書き出す
生成結果はワークスペースに開き、部分的な描き直し、キャンバス上でのラベル編集、アップスケール、高解像度での書き出しができます。
葉緑体の各部とそのはたらき
ラベル付きの葉緑体の図に通常描かれる構造、そのはたらき、図での位置をまとめました。短いセットを指定しない限り、これがデフォルトのラベルです。
| 構造 | はたらき | 図での位置 |
|---|---|---|
| 外膜 | 二重膜の包膜の外側の膜 | 細胞小器官のいちばん外側の境界 |
| 膜間腔 | 包膜の2枚の膜の間のせまいすき間 | 外膜と内膜の間の細い帯 |
| 内膜 | 包膜の内側の膜。ストロマへ出入りする物質を調節する | 外膜のすぐ内側 |
| ストロマ | カルビン回路がCO₂から糖をつくる液状の部分 | 内膜の内側全体 |
| チラコイド | クロロフィルをもち、光を使う反応が起こる扁平な膜の袋 | ストロマ全体。多くは積み重なる |
| グラナ | チラコイドが積み重なったもの | ストロマに散らばるいくつかの積み重なり |
| チラコイド内腔 | チラコイドの内側の空間。ここにたまる水素イオンがATP合成酵素を動かす | それぞれの円盤の内側 |
| ストロマチラコイド(ストロマラメラ) | グラナどうしをつなぐ積み重ならないチラコイド | グラナの間を走る薄い膜 |
| 葉緑体DNA | 葉緑体自身のゲノム。1本の環状染色体 | ストロマの小さな輪 |
| リボソーム | 葉緑体DNAにコードされたタンパク質をつくる | ストロマの小さな点 |
| デンプン粒 | 光合成でできた糖をたくわえる | ストロマの楕円形の粒 |
どこまで描くかは学習段階で変わります。中学理科や生物基礎では外膜、内膜、ストロマ、チラコイド、グラナで足りることが多く、高校の生物や大学ではチラコイド内腔、ストロマチラコイド、葉緑体DNA、リボソーム、デンプンまで加わります。必要なラベルを指定すれば、それだけが描かれます。
チラコイドで起こる反応とカルビン回路の違い
チラコイド膜で起こる反応は、光を使って水を分解し、酸素を放出してATPとNADPHをつくります。ストロマのカルビン回路は、そのATPとNADPHを使ってCO₂を固定し、糖をつくります。カルビン回路は光を直接は使いませんが、チラコイドの反応からの供給が止まると止まります。
| チラコイドで起こる反応 | カルビン回路 | |
|---|---|---|
| 場所 | チラコイド膜 | ストロマ |
| 光を直接使うか | 使う | 使わない。ただしチラコイドの反応の産物に依存する |
| 取り込むもの | 光、水、ADP、NADP⁺ | CO₂、ATP、NADPH |
| 生じるもの | 酸素、ATP、NADPH | 糖(G3P)、ADP、NADP⁺ |
| 主な担い手 | 光化学系II、電子伝達系、光化学系I、ATP合成酵素 | ルビスコ(RuBisCO)とRuBP |
| 別名 | 光化学反応、明反応 | カルビン・ベンソン回路。古い呼び名は暗反応 |
ATPとNADPHがチラコイドからストロマへ、ADPとNADP⁺がストロマからチラコイドへもどる矢印を描きます。2つの段階はひとつながりの輪です。カルビン回路を葉緑体の外に描いた図や、「暗反応」を夜だけ起こる反応として描いた図は、しくみをまちがえています。
葉緑体の図はどこで使われる?
葉緑体の図は、主に生物の授業で使われます。穴埋めプリント、光合成の授業、試験対策のほか、植物科学の発表や論文の模式図にも使われます。違いは詳しさです。入門ではラベル5つ、大学ではチラコイド内腔、ストロマチラコイド、光化学系、ATP合成酵素まで描きます。
中学理科・高校生物
中学理科から生物基礎・生物、大学入試対策までのプリントや復習用資料。植物細胞の図と並べて使うことが多く、ラベル付きの断面図と空欄版をセットにします。
光合成の授業
光合成の2つの段階の舞台としての葉緑体。チラコイドで起こる反応、ストロマのカルビン回路、その間を行き来するATPとNADPHを描きます。
試験対策
構造とはたらきを結びつけた1枚のまとめ。試験では「カルビン回路が起こる場所を答えよ」「グラナが積み重なる利点を説明せよ」といった形で問われます。
研究用の図版
光合成効率、葉緑体ゲノム、タンパク質輸送などの研究で、注目する区画を葉緑体の上に示す模式図。
葉緑体の図についてよくある質問
ラベル付きの葉緑体の図には何を描けばいいですか?
標準のセットは、外膜、膜間腔、内膜、ストロマ、チラコイド、グラナ、チラコイド内腔、ストロマチラコイド、葉緑体DNA、リボソーム、デンプン粒です。これがデフォルトです。ラベルを減らすよう指定すれば、その分だけ描かれます。
生徒が書き込む空欄の葉緑体の図は手に入りますか?
入ります。このページの空欄版を無料で閲覧するか、空欄版を指定すれば、すべてのラベルが空欄の解答線に置き換わります。ラベル付き版がそのまま解答になるので、2枚一組で印刷できます。
葉緑体のはたらきは何ですか?
葉緑体は光合成を行います。光のエネルギーを吸収し、二酸化炭素と水からつくる糖にたくわえ、酸素を放出します。また自身のDNAをもとにタンパク質の一部をつくり、多くの植物ではできた糖をデンプンとしてたくわえます。
チラコイドとグラナの違いは何ですか?
チラコイドは1枚の扁平な膜の袋、グラナはチラコイドが積み重なったものです。グラナどうしは積み重ならないストロマチラコイドでつながっていて、チラコイド全体がひとつながりの膜系をつくっています。
ストロマと気孔の違いは何ですか?
ストロマは葉緑体の内部の液状の部分で、カルビン回路が進む場所です。気孔(ストーマ)は葉の表面にある穴で、二酸化炭素を取り入れ、酸素と水蒸気を出します。カタカナにすると似ているため、よく取り違えられます。
カルビン回路はどこで起こりますか?
葉緑体のストロマです。そこで酵素ルビスコがCO₂をRuBPに結合させ、チラコイド膜から来るATPとNADPHが還元と再生の段階を動かします。回路が3回まわるとG3Pが1分子、6回まわるとグルコース1分子ができます。
葉緑体とミトコンドリアの違いは何ですか?
葉緑体は光のエネルギーで糖をつくり、ミトコンドリアは糖を分解してATPをつくります。どちらも二重膜と独自のDNA、リボソームをもち、どちらも細菌に由来します。植物細胞は両方をもち、動物細胞はミトコンドリアだけをもちます。
葉緑体はなぜ緑色なのですか?
チラコイド膜のクロロフィルが青と赤の光を主に吸収し、緑の光を反射するからです。葉緑体には黄色やだいだい色のカロテノイドもあり、秋にクロロフィルが分解されると紅葉・黄葉として見えてきます。
中学生向けのかんたんな葉緑体の図もつくれますか?
つくれます。かんたんな全体図を指定すると、要点だけの図になります。外膜、内膜、ストロマ、チラコイド、グラナの5つです。中学理科ならラベルは5つ以下で足ります。
一般的な画像生成AIと何が違いますか?
題材についての指示が組み込まれています。どの画像も教科書どおりの描き方(すべての構造を本来の位置と比率で描き、葉緑体にないものは描かない)に従い、各ラベルを正確な表記でまっすぐな引き出し線に付けるよう指示されます。印刷前に教科書や授業の用語と照らし合わせてください。キャンバス上でどのラベルもその場で直せます。
生成した図は授業や論文に使えますか?
使えます。生成した図はあなたのものです。プリント、発表資料、配布資料、学位論文、投稿論文で使えます。モデルにもよりますが、最大 4K の高解像度ラスターで書き出せます。
生成後にラベルを変更できますか?
できます。結果はキャンバスのワークスペースで開き、図のラベルが認識されています。文字の修正や翻訳、引き出し線の移動、一部の描き直し、色の変更が、図全体を作り直さずに行えます。

